日経ネットワーク2月号、
「使える!役立つ!ネットワーク構築テクニック」より。
ビデオ会議システムの構成について。
○構成機器
●ゲートキーパー(呼制御装置)
アドレス変換や呼制御、
アクセス制御などを行う装置。
●MCU(多地点制御装置)
3地点以上を接続する場合に、
各拠点の映像・音声データを受け取り、
各端末に送り返す装置。
https://www.liveon.ne.jp/glossary/w/mcu.html
●トラバーサルサーバー
ペイロードにIPアドレスが含まれるビデオ会議通信でも、
NATを超えられるようにする装置。
○ポイント
●呼制御プロトコルの違い
端末により、使用する呼制御プロトコルが異なる場合がある。
代表的なものは、SIP、H.323。
ゲートキーパーのプロトコル変換機能により、
相互接続可能になる。
●符号化方式、解像度の違い
映像・音声の符号化方式、解像度が違うと、
端末同士の通信ができない。
MCUの機能で、符号化方式や解像度の異なる端末同士も、
通信できるようになる。
●NAT越え
ビデオ会議のプロトコルでは、
IPパケットのペイロード部にIPアドレスを書き込む。
ペイロード部のIPアドレスは、
通常のNATでは変換されない。
トラバーサルサーバーを使用する。
TURN、STUNの例:
http://www.wata-lab.meijo-u.ac.jp/file/seminar/2006/2006-Semi2-Shoichi_Kuzuya.pdf